縄文の神聖幾何学

「ホツマツタヱ」「ミカサフミ」「フトマニ」に秘められた神聖幾何学の叡智を探る。

縄文時代の「ヲシテ」と古代インドの聖典「ヴェーダ」の共通点とは(その1)

 「【超有料級】瞑想を成功させる唯一の秘密 これを知らなければ瞑想は絶対にうまくいかない!」というタイトルに惹かれて、以下の動画を見てみました。初めに「ヴェーダ聖典、宇宙開闢の歌」と題した説明があります。それを聞いて、知りました。ヴェーダヲシテ文献は同じことを言っていると。

 

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 ヴェーダとは、紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編纂された一連の宗教文書の総称ですが、その起源は約5000年前にさかのぼるそうです。ヴェーダは「知識」という意味で、バラモン教ヒンドゥー教聖典です。また、ヨーガやアーユルヴェーダの理論の元でもあります。

 

 さて、ヴェーダでは、この宇宙に存在するすべてのものは、空・風・火・水・地の5大元素からなり、順序としては、空から風、風から火、火から水、水から地が生まれたとあります。

これはヲシテ文献と完全に一致しています。

ウツホウコキテ       (ウツホ(空)動きて)

カゼトナル              (風となる)

カゼホトナレハ       (風、ホ(火)となれば)

ツチモマタ              (土もまた) ※泥の状態

ミヅハニトナル       (水、埴となる) ※埴は固い土

ミカサフミ タカマナルアヤ」より

 

 以前、「宇宙の原初の音、ウヌの音(ネ)」の記事で、ヲシテ文献に書かれた「ウヌの音(ネ)」は、インドの聖なる音「オーム(om)」とおそらく同じだと書きました。古代日本と古代インドでは共通した宇宙観や哲学があったと思われます。

 わが国では「古事記」「日本書紀」が正史とされていますので、必然的にヲシテ文献偽書のレッテルを貼られていますが、見直されるべきでしょう。

 

文責:与左衛門、協力:角大師

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