縄文の神聖幾何学

「ホツマツタヱ」「ミカサフミ」「フトマニ」に秘められた神聖幾何学の叡智を探る。

細胞分裂と神聖幾何学、そしてヲシテ

 1. ジェネシス・パターンと細胞分裂

 私たちは、卵子というたったひとつの小さな細胞から始まりました。受精した卵子はその後、2つ、4つ、8つというように倍々に分裂していきます。この細胞の分裂に神聖幾何学が関与していることをご存じでしょうか?

 前々回の記事「アワ歌とシード・オブ・ライフ」で、シード・オブ・ライフ(生命の種子)が完成する過程は、聖書の「創世記」に書かれた創造の6日間と正確に符合し、「ジェネシス(創世記)パターン」と呼ばれる、と書きました。

 じつはこのジェネシス・パターンに則って、卵子は2つ、4つ、8つと分裂していくのです。

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2. 細胞分裂に見られる幾何学構造

 そして、細胞が分裂していくとき、細胞たちは外界からの圧力に押しつぶされないために「ある形」をとります。

 例えば、2つの細胞が分裂して4つになったとき、まとまって「正四面体」の構造をとります。また、4つの細胞が分裂して8つになったとき、まとまって「正六面体」の構造をとります。それら正多面体というのは、最も均整が取れていて、強い形だからです。

 このように、ひとつの卵子が分裂をくり返す中で、幾何学的な構造が見られます。複数の細胞がまとまって正四面体や正六面体という“陣形”をとることで、自らを守っているのです。

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 3. ヲシテ文字はジェネシス・パターンを象ったものか?

 さて、唐突ですが、ヲシテのことです。
 ジェネシス・パターン、細胞分裂幾何学、それにヲシテの母音とア行の文字(アカハナマタラサヤ)を並べて描いてみました。じっくりとご覧ください。ヲシテの母音と子音は、ジェネシス・パターンあるいは細胞分裂を象っているのではないかと思えるくらい、よく似ていませんか?

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文責:与左衛門、協力:角大師

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