縄文の神聖幾何学

「ホツマツタヱ」「ミカサフミ」「フトマニ」に秘められた神聖幾何学の叡智を探る。

もうひとつの「生命の樹」(その2)

前回の続きです。

1. 生命の樹の成長

 空間上の1点から放射状に「マラルディの角度」で線を伸ばすと、左下図のようになります。そして、それらの線の先から同じように線を伸ばすと、右下図のようになります。

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 それを繰り返すと下図のようになり、やがて菱形十二面体が空間を隙間なく埋め尽くすかたちとなります。

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 そして、最終的に隣り合う菱形十二面体どうし、お互いの一部が重なり合います。そのため、全体としてはあたかも4次元空間の蜂の巣のようになります。じつはこれが神聖幾何学フラワー・オブ・ライフ」の骨格なのです。

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2つの重なり合う菱形十二面体

(実際は1つの菱形十二面体は4つの菱形十二面体と重なり合う)

2. フラワー・オブ・ライフ

 映画『スライヴ』の中で、フラワー・オブ・ライフとその構造が説明されています。以下の動画のご覧ください(5分33秒目から)。

 動画の中で64個の正四面体が登場します。正四面体を左下の黄色の棒のかたちに置き換えてみると、先ほど「フラワー・オブ・ライフ」の骨格であると言った意味が分かるかと思います。

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3. 蜂の巣構造の宇宙

 これらの話は決してファンタジーではありません。実際に宇宙も蜂の巣のような構造をしていることが観測されています。ドランヴァロ著『フラワー・オブ・ライフ第1巻』P95に以下の図が掲載されています。これは『ナショナル・ジオグラフィック』誌に載ったものです。中心の楕円形の部分が渦巻き銀河です。それを球状のエネルギーが包み込んでいます。さらにそれを蜂の巣のような巨大なエネルギーが包み込んでいます。

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 この蜂の巣構造は、前述した「フラワー・オブ・ライフ」の骨格ととてもよく似ていると思いませんか?

 

文責:与左衛門、協力:角大師

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