縄文の神聖幾何学

「ホツマツタヱ」「ミカサフミ」「フトマニ」に秘められた神聖幾何学の叡智を探る。

地上に生まれた最初の人間、ミナカヌシ

 ヲシテ文献によると、地上で最初に生まれた人間がミナカヌシだとされています。

ウツホカセホト ミツハニノ(空・風・火と 水・埴の)

ヰツマシワリテ ヒトトナル(五つ交わりて ヒトとなる)
アメナカヌシノ カミハコレ(アメナカヌシの 神はこれ)
ホツマツタヱ』14より

コノヰツツ        (この五つ)
マシワリナレル カンヒトハ(交わり成れる 神人は)
アウワアラワル ミナカヌシ(アウワ現る ミナカヌシ)
ミカサフミ』6より

 フトマニ図の中心の円の位置は、宇宙を創造したアメミヲヤや最初の人間ミナカヌシ、あるいは初代アマカミ(古代天皇の称号)のクニトコタチを象徴しています。

 ところで、ドランヴァロ・メルキゼデク著『フラワー・オブ・ライフ第一巻』の中で、古代エジプトの知恵の神トートが人類の起源について語っています。その記述がフトマニ図やミナカヌシと重なるように思えてなりません。以下、戯言だと思ってご笑覧ください。

 トートは、地球には巨人がいたと語りました。言及したのはそれだけです。巨人たちが一体どうやって、あるいはどこから来たのかということについては触れませんでした。私たちが創造されたとき、これらの巨人たちは私たちの母親になったと言いました。また7人が一緒になって、体を意識的に死なせ、まさに「創世記パターン」と同じように、お互いに重なりあった7つの意識の球の模様になったそうです。この融合は古代人たちがフラワー・オブ・ライフ(生命の花)」と呼んだ青白い炎を創造し、この炎は地球の胎内に据えられました。

フトマニ図の「トホカミヱヒタメ」、「アイフヘモヲスシ」は生命の花を表している?

 エジプト人たちはこの胎内をアメンティのホールと呼び、それは3次元的には地下約1600キロメートルにあって、4次元的な通路で大ピラミッドともつながっています。アメンティのホールの主な用途の1つは、新たな人種や種族を創り出すことです。その中にはフィボナッチの比率に基づいた、石のような材質で作られた部屋があります。部屋の真ん中には立方体があり、その上にはネフィリムが創造した炎があります。この炎は1.2~1.5メートルぐらいの高さで、幅は90センチほどあり、青白い光を放っています。この光は純粋なプラーナ、純粋な意識であり、私たちに人類という新たな進化の道を踏み出させるために創られた、惑星の「子宮」と言えるものです。

 もし母親がいるのであれば、どこかに父親がいなければならないとトートは言いました。そして、その父親の性質-父親の精子-はそのシステムや体の外部からやって来なければなりませんでした。そこでネフィリムたちは彼らのフラスコを準備し、この新たな種族の開発のために、別の遠い星、つまりシリウスBから外側へ3番目の惑星より助っ人たちが地球へやって来るのを待ちました。

 その種族には32名のメンバーがいて、16人の男性と16人の女性が結婚して1つの大きな家族にまとまっていました。彼らもネフィリムと同じ背たけをもつ巨人でした。ネフィリムは種として3次元の存在でしたが、シリウス人は種として4次元の存在でした。(中略)

 シリウス人たちはここへやって来て、何をするのかを心得ていました。そこで直接アメンティのホールへ入り、ピラミッドの炎のすぐ前に立ちました。彼らはすべての存在が光であることを知っており、思考と感情との関係もよく理解していました。それから、シリウス人たちは32個のローズクオーツの石板(幅約1.2~1.5メートル、長さ約5.5~6メートル、厚さ約76センチほどの)を創りました。それらは虚空から炎のまわりに創り出されたのです-まったく完全な無からでした。それから男女交互に炎の中心へ頭を向けて、炎を取り囲むようにそれらの石板の上に横たわりました。シリウス人は誕生を成就させるべく、ネフィリムの胎内の炎と融合したのです。

「ミソフカミ(三十二神)」は32人(16人の男女のペア)のシリウス人を表している?

 一方、3次元レベルでは、ネフィリム人の科学者らがいよいよ最初の人間が誕生するプロセスとして、人工的に作り出した人間の卵子を7人のネフィリム女性の子宮内に植え付けました。人間のレベルでは、はじめの8つの細胞になるまでの基本的な過程は24時間以内に起こります。ところが惑星レベルの出産はまったく異なっていました。トートによれば、彼らは地球とともにこの新たな種を懐妊するために、そこに微動だにせず約2000年間も横たわっていなければならなかったのだそうです。そして2000年後、ついにアフリカ南方の西海岸沖、ゴンドワナランドに最初の人間が誕生したのでした。

アメンティの広間で誕生した最初の人類が、アメノミナカヌシか?

 

文責:与左衛門、共同研究者:角大師

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