神聖幾何学「フラワー・オブ・ライフ」をご存じですか?
以下はドランヴァロ・メルキゼデク著『フラワー・オブ・ライフ第1巻』からの引用です。
「フラワー・オブ・ライフ(生命の花)」はエジプトだけでなく、世界各地に見られるものです。それはアイルランドにも、トルコにも、イギリス、イスラエル、エジプト、中国、チベットやギリシャにも、果ては日本にまで、つまりどこにでも見られるものなのです。
それはほぼ世界中どこでも、同じように「フラワー・オブ・ライフ」という名前で呼ばれています。もっと言えば、宇宙のどこへ行っても同じ名前で通っているのです。あえて別の呼び方をすれば、「沈黙の言語」または「光の言語」と訳せるでしょう。それはすべての言語の源です。宇宙の原初の言語であり、純粋な形と均衡です。
それは単に花のように見えるから「フラワー」と呼ばれているのではなく、果樹のサイクルを象徴しているからです。果樹は小さな花を咲かせ、さまざまなメタモルフォーゼをとげて果実―さくらんぼや、りんごや、その他いろいろ―になります。果実はその中に種子を内包しており、その種子は地上に落ちて新たな木に成長していきます。すなわち木から花が咲き、果実がなり、種ができて、再び木になるという5つの段階があるのです。
これはとんでもない奇跡です。でも、そんなことはたいてい意識にも上がってきません。あまりにも当たり前すぎて、私たちはそれをただ受けとめるだけで深く考えたりはしないのです。
しかし、この生命のサイクルである単純で奇跡的な5つのステップは、実は私たちがこのワークを通じて出会っていく生命の幾何学と並行しているのです。
さて、ドランヴァロは、フラワー・オブ・ライフは日本にも見られる、と言っています。それは神社の狛犬に見ることができます。神社によっては、狛犬が前足で毬を踏んづけていることがあります。その毬の模様をよく見ると、フラワー・オブ・ライフのかたちをしているのです。神社だけではなく、長野県の善光寺にもありました。
また、ドランヴァロは「それはほぼ世界中どこでも、同じように「フラワー・オブ・ライフ」という名前で呼ばれている」と言いますが、日本ではどうでしょうか?
なんと驚いたことに、日本でも同じように呼ばれているのです!
私たちはこれまでのブログ記事で、フトマニ図は日本のフラワー・オブ・ライフ(あるいはメタトロンキューブ)だと書いてきましたが、ホツマツタヱ14アヤではフトマニ図のことを「ヨソコの花」と表現しています。“ヨソコ”とは“四十九”のことで、フトマニ図の中心アウワとそれを取り囲む48の文字の数のことです。ひとつの文字はひとりの神を表しているので、フトマニ図には四十九の神々が描かれていることになります。
また、ドランヴァロは、フラワー・オブ・ライフは「宇宙の原初の言語であり、純粋な形と均衡」だとも言っています。私たちの考えでは、ヲシテ文字の5つの母音は5つのプラトン立体を象ったもので、また、子音はシード・オブ・ライフ(生命の種)に由来します。
また、ドランヴァロは、「それは単に花のように見えるから「フラワー」と呼ばれているのではなく、果樹のサイクルを象徴している」から、そう呼ばれるのだと言います。そして、じつはなんと、ヲシテ文字の子音も果樹のサイクルを象徴しているのです。
それらをふまえて、以下の動画を作成してみましたので、ご覧ください。また、ホツマツタヱ14アヤに出てくる「ヨソコの花」については、改めて記事にしたいと思います。
文責:与左衛門、共同研究者:角大師
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