縄文の神聖幾何学

「ホツマツタヱ」「ミカサフミ」「フトマニ」に秘められた神聖幾何学の叡智を探る。

国生み神話の秘密 ~創造のカギを握るアメノアワウタとは~

みなさん、日本神話の国生みの話をご存じですか?

じつは、それはたんなる神話ではなく、願いを現実化する超古代の叡智を教え伝えるものだったのです。

しかし、その叡智は古事記が編纂された際に失われてしまいました。

以下の動画では、漢字渡来以前の「ヲシテ」という神代文字で綴られた、古事記の原書ともいわれる『ホツマツタヱ』『カクのミハタ』を元にその叡智を解き明かします。

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天岩戸神話に隠された覚醒の秘法

 古事記ホツマツタヱで天岩戸神話を読み比べてみると、①スサノオが乱暴狼藉をはたらく→②アマテラスが岩室に籠り、世界は闇に覆われる→③オモイカネが一計を案じて、諸神と岩室の前で賑やかに歌い踊る→④アマテラスが岩室から出て、再び世界に光が戻る、という大筋は同じですが、細部では幾つも異なる点があります。

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天地と響きあう縄文の呼吸法

 以前、『素敵すぎる! 縄文時代の長さの単位 』という記事を書きました。今回はその補足となりますので、まずは以前の記事をお読みいただけると幸いです。

1.    アメミヲヤの息

 『ミカサフミ タカマナルアヤ』に次の一節があります。

アメノミヲヤノ(アメノミヲヤの)
ヲゝンタケ  (御丈)
ヤモヨロトメチ(八百万トメヂ)
ミノヒカリ  (身の光)
モトモトアケノ(モトモトアケの)
アマメクミ  (天恵み)
トゝクハシラハ(届く柱は)
スキトホル  (透き通る)
ナカノクダヨリ(中の管より)
ハコブイキ  (運ぶ息)
クルマノウテギ(車の腕木)
コゝノワノ  (九の輪の)

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伯家神道の秘伝「息吹ア伝」の行法とは

1.    宇宙の原初の音

 以前、『ヲシテ文献から判明した古代における聖音オームの唱え方とは』の記事で、『ミカサフミ ワカウタノアヤ』に記された宇宙原初の音「アウヌ」とインドの聖音「AUM」は同じものであると書きました。

 アヤに書かれたアウヌの唱え方はつぎのとおりです。

  • 「ア」は宇宙の原初の音で、赤ん坊の産声のように(意味や思考・感情などを伴わない)純真無垢な音。
  • 「ウ」も「ア」と同じく、どこまでも清らかな音。
  • 「ウヌ」は口を塞いで息を鼻に通わせて出す音。つまり、「ヌ」は文字どおり発音するのではなく、むしろ軽やかなハミング音。
  • ハミング音の後、軽やかに散って無音となる。無音を心の中で唱える。

 私は毎朝、このやり方でアウヌを繰り返し唱えながら瞑想しているのですが、最近びっくりするようなことがありました。なんと、伯家神道に伝わる行法に同じものがあったのです!

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