縄文の神聖幾何学

「ホツマツタヱ」「ミカサフミ」「フトマニ」に秘められた神聖幾何学の叡智を探る。

天地と響きあう縄文の呼吸法

 以前、『素敵すぎる! 縄文時代の長さの単位 』という記事を書きました。今回はその補足となりますので、まずは以前の記事をお読みいただけると幸いです。

1.    アメミヲヤの息

 『ミカサフミ タカマナルアヤ』に次の一節があります。

アメノミヲヤノ(アメノミヲヤの)
ヲゝンタケ  (御丈)
ヤモヨロトメチ(八百万トメヂ)
ミノヒカリ  (身の光)
モトモトアケノ(モトモトアケの)
アマメクミ  (天恵み)
トゝクハシラハ(届く柱は)
スキトホル  (透き通る)
ナカノクダヨリ(中の管より)
ハコブイキ  (運ぶ息)
クルマノウテギ(車の腕木)
コゝノワノ  (九の輪の)

 宇宙の創造神であるアメミヲヤの身の丈は800万トメヂです。地球から銀河の果てまでが15万8千トメヂ、銀河の周囲が100万トメヂですから、それよりもずっと大きいですね。

 そのアメミヲヤの身の光は、モトモトアケ(フトマニ図の中心アウワのことで、宇宙の中心を意味する)からもたらされる天の恵みです。

 この宇宙はアメミヲヤの吹く息から生まれました。その息は空間をぐるぐると巡り、その中心に透明な柱の軸が形成され、中は透き通った管になっていて、息が運ばれます。また、その柱を軸として九層の輪が車輪のように巡ります。

掲載元:https://www.nao.ac.jp/news/science/2016/20160303-alma.html国立天文台

2.    人の息

(上記の続き)
ヒゝキテメクル(響きて巡る)
イキノカズ  (息の数)
ヨロミチムヤソ(万三千六八十)

 そして、人の息も、じつはアメミヲヤの息と響き合っているのです。

 人の息の数は1日13,680回。

 1日=24時間=1,440分ですので、1分間の呼吸数は13,680回÷1,440分=9.5回となります。現代の一般的な成人の呼吸数は毎分12回~18回くらいとされていますので、それに比べるとだいぶゆったりとした、かなりリラックスしているときの呼吸数だと言えるでしょう。

 また、1トメヂ=38サト×36マチ×100息=136,800息 で、これは人の1日の呼吸数13,680回の10倍に当たります。(『素敵すぎる! 縄文時代の長さの単位』参照)

 つまり、人がリラックスしているときの呼吸数というのは、アメミヲヤ・銀河・太陽・地球などの大きさや距離を表す「トメヂ」と倍数の関係、言い換えると、共振・共鳴(響き合い)の関係にあります。

3.    糸の息

(上記の続き)
イトノイキ  (糸の息)
サゝナミモコレ(さざ波もこれ)

 天地と響き合うための呼吸法、それが「糸の息」です。

 糸のように細く長く、1分間に9.5回のペースでゆったりと呼吸する。

 え? そんなにきっちり測っていられない?

 はい、そこで「さざ波もこれ」です。

 私は都会暮らしで、残念ながら近くに海がないので、沖縄やハワイの波打ち際の動画を流しながらストップウォッチで計ってみたところ、確かに毎分9~10回くらいです。
 波のリズムに合わせて呼吸することで、地球とも宇宙とも響き合うことができます。

 伯家神道などの古神道では「息吹永世」(いぶきながよ)という呼吸法がありますが、その起源はおそらくこの「糸の息」ではないかと思います。

4.    透き通る柱

 では、アメミヲヤの

トゝクハシラハ(届く柱は)
スキトホル  (透き通る)
ナカノクダヨリ(中の管より)
ハコブイキ  (運ぶ息)

は、人に当てはめると何でしょうか?

 ヨガをやっている方はお分かりのことと思います。それは、ヨガでいう「スシュムナー管」「中央脈管」「プラーナ管」などと呼ばれるもので、尾てい骨から頭頂までの背骨を貫いて、天と地に繋がる霊的エネルギーの経路です。

 つまり、天と地の大いなる霊的エネルギーをスシュムナー管から体内に取り込むようにイメージしながら、糸のように細く長く、波のリズムでゆったり呼吸するというのが「糸の息」です。

掲載元:クンダリニーウィキペディア

文責:与左衛門、共同研究者:角大師

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