長崎県佐世保市の泉福寺洞窟から発見された縄文土器は、なんと1万2千年前に作られた世界最古級の土器だそうです。表面に“小豆状”の粘土粒が点々と貼り付けられていることから豆粒文土器と呼ばれています。
そして、この土器のかたちが「ヴェシカ・パイシス」と呼ばれる神聖幾何学とほぼ同じなのです。豆粒の文様もまたヴェシカ・パイシスに似ています。
これは偶然でしょうか? それとも意図したものでしょうか?
もし後者ならば、ほかの造形物にも幾何学模様が見出せるかもしれません。そう考えて、いくつかの土偶に幾何学図形を当てはめてみました。以下、みなさんの眼でご確認いただければと思います。
- 動物型土製品(北海道千歳市美々4遺跡出土)
カメなのか、水鳥なのか、アザラシなのか? 出土した遺跡の名前をとって、愛称「ビビちゃん」。
- 縄文のヴィーナス(長野県茅野市棚畑遺跡出土)
ここから先はヴェシカ・パイシスではありませんが、特定の幾何学パターンが見出せます。
愛称「しゃこちゃん」。
二体を並べると、二人のあいだにハートができるデザインが素敵!
以上です。
私は、縄文人の卓越した幾何学センスと幾何学を意識したデザインを感じたのですが、いかがでしょうか?
ほかにも探せば他にもいろいろ見つかると思いますので、ぜひ皆さんもトライしてみてください。そして、面白いものがあればぜひ教えてください。
文責:与左衛門、協力:角大師
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